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尊皇心を貫く戦いはまだ続く

毎日新聞の報道に不信感を抱いていた私であったが、天皇陛下の退位に
関する全体会議の記事は真実であったようだ。
残念ながら共産党社民党が与党案に賛意を示してしまい、民進党
ほぼ孤立状態となった。
結局、野田佳彦幹事長は「皇室典範に、特例法を典範同等の法律として
扱う旨の付則を加える」という条件のもと、特例法を「第二の皇室典範
として認めざるを得なくなった。


言うまでもなく、恒久法による退位を望む国民世論と逆行している。
せっかく民進党を応援していたのに、ここで折れてしまうから支持できない、
いつまで経っても万年野党なのだ、という嘆息が聞こえてきそうだ。
今回の全体会議で、「特例法は矛盾している」とはっきり反対の意を
表明したのは自由党代表・小沢一郎だけだった。


しかし、風向きを変えたという意味において罪が大きいのは、共産党では
ないか
と思う。
小池晃書記長は、1月か2月に放映された『日曜討論』では皇室典範改正
こそが本道。そうでなければ、憲法の精神が失われる」
と発言しており、
自民党高村正彦副総裁と明確に対立していた。
ついでに社民党は、「天皇の人権を尊重すべし」という立場から、
やはり典範改正に賛成していた。
この両者の態度が一転したのは、付則の追加によって「憲法と矛盾しない」
ということが裏書されたから
だろう。


やはり、イデオロギーに基づいて行動する連中は信用できない
我々尊皇派からすると、典範改正と特例法とでは天と地ほどの違いが
あるのに、共産党社民党にとっては、それぞれの「護憲」「人権擁護」
というイデオロギーさえ順守されれば結果はどうだっていいのである
元より左翼政党だから、「天皇性」の存続や皇室の安定的継承には
興味がないのだろう。


民進党は不意を突かれたかもしれない。
野田幹事長も前述の『日曜討論』に出演していたが、何しろ人が好い御仁
なので、共産党社民党の発言を聞いて「共闘できる」と判断した
可能性はある。
それが突然の手のひら返しに遭ってしまった。
ひょっとしたら、一旦は意見の統一を見た民進党議員の中で動揺が
走ったかもしれない

まさに思案のしどころ。


私としては、今国会の質疑や小林よしのり氏との対談の内容で判断する限り、
野田幹事長は真っ当な尊皇派としてブレていないと思う。
それは2月の『ゴー宣道場』に参加した細野豪志議員と山尾志桜里議員も
同様
だ。
ただし、党運営の方向性は見極める必要がある。
蓮舫代表が未熟であることは否定できず、舵取りを誤ると保守とリベラル
あるいは左翼とで分裂しかねない。
よって野田幹事長は、言葉を選んで慎重な発言に終始しているのだろう、
と推測する

細野議員が「交渉は幹事長に一任している」と発言しているのも、
決して思考停止しているわけではなく、「党の公式見解」を一元化して
おくためだろう。


左翼も右翼も私情を差し挟むばかりだが、保守はそうはいかない。
「公」の存在である天皇陛下と皇室のために奮闘するわけだから、
自身の言動も「公」に徹する必要がある。

陛下の「お気持ち」に応えるためには、目先の支持率などに惑わされている
場合ではない。
今こそが、生涯で一度きり行える「陛下への恩返し」を実行できる
最大最後の機会なのだ。

我々国民も、それを意識して成り行きを見守り、可能な限り協力していく
必要がある。
「万年野党」と野次っている場合ではないのだ。


一応、与党は「合意」に達した法案を5月の大型連休明けに国会に提出する
予定らしい。
ただし!
「森友問題」で国会の紛糾が続けば、予定通りに実現するかどうかは
全く分からない。

極端な場合、4月頃に解散総選挙の運びとなる可能性だってあるのだ。


「エセ保守」の成れの果てである「アナクロニズム」に端を発した
ゲスなスキャンダルで、退位にまつわる議論の流れが変わるというのは
何とも複雑な心境だが、それでゲスな権力者が放逐されるのならば
それも天の配剤
なのかもしれない。